2023/05/26

自ら選択し、試しながらゴールに向かうマイアプローチ学習

 315-194は?・・・はい答えは121ですね。よくできました。それでは計算練習をしましょう・・・                         

確かに計算技能、特に「暗算」ができることは、数学的に世の中を見つめる上で重要です。しかしながら、計算だけなら電卓やEXCEL、AIがあれば瞬時に大量に行うことができます。

これからの時代の「人間ならではの資質能力」とは何なのか。本日の3年生算数科の授業がそれを示していました。

3桁×3桁の引き算はどうやればいいのか? やり方を考えてわかりやすく表現する授業です。まずは、この授業のねらいとゴールイメージ(授業の最後にどうなっていればよいのか)を子どもたちと教師がしっかりと確認します。

この授業で大切なことをしっかりと確認していました。
★クラスメイトの誰一人として取り残さないこと。
★「次、何をすればいいですか?」なんて聞かないこと。それを自ら考える力こそ重要!
★「振り返り」までしっかりとノートにまとめること。
★「わかったつもり」にならないよう、いろんな考えを交流して、自分の考えを広げ、深めること。

子どもたちは全員主体的に考え、どう表現したらよいかを工夫しながらノートに整理していました。授業で重要なのは、一人ひとりの「頭(思考)」が動いているかどうかです。
タブレット端末は、調べたり、まとめたり、記録したり、伝え合ったりするために「必要である」と判断した際には、いつでも道具として使えるように準備しています。



活動が始まったら、教師は寄り添いながら子どもたちの「思考」を見取り、価値づけをしたり、考えを深めるきっかけ(ヒント)を与えます。
子どもたちのノートを見ると、
◎大切なポイントをわかりやすく入れた筆算
◎計算する方法を文章で説明
◎絵を描いて考えを表現
◎線分図にまとめる
など、様々な方法でまとめており、これらを交流することで表現力が高まり、多面多角的な思考が可能になってきます。(文責 飯田)





下記のイラストは、使用が認められているフリー素材を用いています。