2024/05/29

子どもへ段階的に授業の「権限」を委譲する その2

現在の学習指導要領では「子どもを主語に」1つのキーワードとなっています。

 528()4校時に行われた4年生理科では、北斗小学校教職員が目指している、自ら「しらべたい!」「どうなんだろう?」 を引き出す 子どものエンジンをかける授業 が実践され、!」「?」が連続する「子どもたちの声」で学びを深める姿がありました。

今回の授業は「5時間扱いの単元」である「天気による気温の変化」の1時間目です。

本時のGOALは「根拠のある予想をする」ことを共有しました。




最初に北斗小児童玄関の2枚の写真が示され、共通点や異なる点など、「気づき」を促します。







気づいたことについて「自由交流」を行います。


全体交流では、子どもたち同士で発言を回していきますが、「同じ」「少し違う」「付けたし」などなど、自分がどんな意見を持っているのかについて指のサインで示します。


さらにもう一枚の写真を提示し、たくさんの「?」「!」の中から「解決したい!」という課題を焦点化します。




その課題に対して、これまで学んだことを根拠に予想を立てます。さらに、予想をわかりやすく示す方法について、算数で学んだことを活かして、「折れ線グラフ」が効果的であることに気づきました。




様々な「予想」を交流し合うことで考えを深め、それぞれの「予想」の質を高めていきました。







次の時間から、観察や実験を行い、それぞれが立てた予想について検証していきます。

子どもは皆、知的好奇心にあふれた「天才」です。!」や「?」が起これば、授業を進める権限を委譲しても子どもたち自身の力で主体的に学びを深めていくことが出来ます。(文責 飯田)