2024/12/10

マイゴール & マイアプローチの授業

これからの時代を生き抜く子どもたちに必要な資質能力を身に付けるために、公教育の中でも少しずつ減らしていかなければならないのが「(同じであることを暗に求める)同調圧力」と「(1つの決まった答えを探す)正解主義」です。


5年生の社会科では、「中小企業が取り組む努力と課題」について、児童たちはどのように学ぶのかを計画し(マイアプローチ)学習状況を振り返りながらその授業の到達点(目標・マイゴール)を決めて主体的に取り組んでいます。



児童は、GOALに近づくために最善のアプローチは何かを判断しながら学びに向かいます。
まずは学習形態の自己判断。一人で黙々と学ぶのか、ペアで相談するのがよいのか、グループで交流しながら進めるのが効果的なのか、けっして「仲良しグループ」のようなものに同調を求められることなく、学びへ向かう上で最善・最適な形態を選択できるように促しています。




次に学ぶ手段の自己判断。教科書や本を深く読み込んだり、インターネットの情報を入手したり、動画を視聴したりするなど、様々な手段を選択し、学んだことを出し惜しみすることなくクラスメイトと共有することで学習効果が飛躍的に高まります。



従来まで公教育では、集団での一斉授業を基本としていましたが、得意なことも苦手なことも、興味関心や好奇心も、個性や特性も多様化しており、「一人一人」の観点では「一斉じゃ活かしきれないな」と感じます。


本校では、「マイアプローチ学習」という名称で、ゴールイメージを共有ししながら、
アプローチを選択するスタイルを多く取り入れてきました。


マイゴールは、さらに一人一人がゴールを設定する取組であり、これから求められる資質能力をよりいっそう高めることにつながるものと考えております。(文責 飯田)